事業の失敗事例②
事業の失敗事例①に続いて、今まで事業で失敗したパターンをまとめておく
事業の失敗事例①はこちらから↓
共同創業者との相性
共同創業者との関係性は非常に重要である。
まず、仲が悪いと難しい。
共同創業者というのは、「一つの会社で異動があり、その時にたまたま一緒になった人」、というレベルの関係ではない。
そういうレベルの関係であれば、"歩み寄ることが大事だ"とよく言われる。
最初、仲が悪かったとして、未来永劫ずっとそうとは限らないではないか。
何かをキッカケに急劇に仲が良くなるかもしれないではないか。
ちゃんと相手を知る努力をしたのか。ちゃんと話し合ったのか。と。
しかし、共同創業者は違うのだ。
人生を共に賭けるパートナーなのだ。
結婚相手を選ぶことに等しいのだ。
仲が良い、悪いというのを超えて、運命共同体のように感じられるぐらいでなければならないのだ。
とある方がおっしゃっていたのは、、
本当に一緒に気持ちよく仕事ができる人は、人生で数人しか出会えない
ということである。
皆さんも思い返してみれば、本当に気持ちよく楽しく仕事ができたな、という人は数人しかいないのではないだろうか。
そういう人で、尚且つ起業志向がある人で、尚且つやりたいことが同じ人を選ばなければならない。
もはや、天文学的な確率なのではないかと思えるが、そういう人と一緒でないと事業は興せない。
共同創業者との補完関係
共同創業者との相性だけでなく、補完関係も大事だ。
持っている経験・スキルが、重複していてはダメだ。
例えば、会社の共同創業者が二人だったとする。
片方はシステムのバックエンドの構築が得意なら、もう一方はフロントエンドのUI設計やデザインが得意でなければならない。
片方はEQが強いタイプなら、もう一方はIQが強いタイプでなければならない。
片方は社外へのアピール活動が得意なら、もう一方は社内をまとめる力が強くなければならない。
しかも、本当に成功する企業にしたいなら、各々が尖っている部分が、一流でなければならない。
先程の共同創業者との相性も踏まえると、益々稀有な存在ということになるが、それでもそういう人を見つけなければならない。
求めれば与えられる。
本気で探せば、必ず巡り合う。
分をわきまえる
起業家というのは夢をもってスタートする。
その夢を語っている内に、何でもできるような感覚になってくることもある。
また、起業家は既存の事業との差別化を追求する。
差別化を追求する内に、既存の事業者が愚かに見えてくることもある。
更に、起業家には独立心をもって、自分の力で事業を進めていくことが求められる。
自分たちの力にこだわる内に、他者の助けをないがしろにしてしまうこともある。
でも、本当に成功したいのであれば、分をわきまえなければダメだ。
夢を語るばかりではなく、現実をみて自分の能力を高め続けないと。
既存の事業者を馬鹿にしないで、既存の事業者がこれまで存続している理由から学ばないと。
自分たちの力だけではなく、他人の助けがあって事業が進められていることに感謝しないと。
まだまだ道半ば。
一勝九敗。
一歩一歩。