新しいことを習得するまでのプロセス
7/9に考えたこと。
何かを始めて、何かを習得するまでのプロセスは、どんなことでも共通している。
恐怖
まず、何か新しいことを急に習得しようとすると、"恐怖"を感じる。
自分の感覚は間違っているのではないかと不安になる。
今までやっていたことと違いすぎて、恐ろしく感じる。
過去の習慣をなぞって、今までの自分を取り戻そうとする。
『アイシールド21 3巻』には、以下の名言がでてくる。
フィールドでプレーする誰もが
必ず一度や二度
屈辱を味わわされるだろう
打ちのめされたことがない
選手など存在しない
ただ一流の選手は
あらゆる努力を払い
速やかに立ち上がろうとする
並の選手は少しばかり
立ち上がるのが遅い
そして敗者はいつまでも
グラウンドに横たわったままである
テキサス大フットボールコーチ
ダレル・ロイヤル
"恐怖"を克服するまでは、何度も何度も、速やかに立ち上がり、
トライし続けることが必要ということなのだろう。
順応
"恐怖"の状態を乗り越えてくると、"順応"し始める。
『ボールルームへようこそ』に"恐怖"からの"順応"が表されている場面がある。
『ボールルームへようこそ』は、社交ダンスの漫画。
主人公は、ひょんなことから社交ダンスを始めて、それにのめり込んでいく。
主人公は、ある時ダンスのパートナーと体が一体化したような感覚を得る。
そして、それに"恐怖"を感じる。
そこで、昔からダンスをやっていて実績もある友人にその感覚を相談する。
彼らは、既にその感覚を何度も味わっていると主人公に伝える。
その後の主人公の心の中が以下のシーン。
この人たちの次元で
見えてるものは何だ
さっきまで感じていた不安は…?
「理解を超えた」と怖くなり
心が動揺しただけ…
頭で疑う前から
体では とっくに
受け入れが済んでいたこと
あれは 心地がよかったんだ
やっと
頭が体に追いついた
…うん、これはダンスなんだから
体が受け入れたものを
頭でも信じる他ないんだな…
ダンスでなくても同じだと思う。
体や深層心理が受け入れたものを、頭でも納得させる。
本能的に正しいと思うことにトライする。
そして、"恐怖"を乗り越え"順応"するまで続ける。