バナオの奮闘記

筑駒→東大→コンサルとエリートコースを歩んだ後、起業に挑戦したら大失敗。今はとある社長のもとで修行中の身。

同窓会の学び

中高の同期にはすごい人が多い。

同窓会でいろんな学びがあったので、まとめておく。

 

 

 

市場拡大の大切さ

とある友人は、狩猟領域で新しいビジネスを始めようとしていた。

 

猟銃の弾は非常に高いらしく、一つの弾で240円ぐらいするらしい。

一回の狩猟練習で100発ぐらい打つそうなので、練習だけで2万円ぐらい掛かってしまう。

 

また猟銃も、猟銃のショップに行かないと手に入らないので、なかなか手が届きづらいらしい。

 

当初、友人は狩猟者間のSNSなどを考えたようだが、諦めたとのこと。

そもそも、狩猟をやる人の年齢層が高く、ガラケー主体だからとのこと。

 

まずは、狩猟ビジネス全体の市場を広めるべく地道な活動を続けていくそう。

弾を自力で安く作成して提供したり、猟銃のショップをまわって許可をもらいWEB経由で猟銃を買えるようにしたり。

 

 

やはり、市場の中で一番になることを考えるより、市場全体を広げながらサービスを広めることが大切なのではないかと思った。

その方が、サービスも広まりやすいし、ビジネスの規模も大きくなる。

 

 

これは、先日のブログでも引用した、キングコング西野さんの記事にも通じる。

インターネットで世界が繋がり、スマホによって、これまで「ライバル」としてカウントされなかった全ての事柄が横並びになった。

(中略)

つまり、『革命のファンファーレ』を選んでもらう為には、まずは何より「本って面白い」という印象を持ってもらわなければならない。
シルク・ドゥ・ソレイユ東京ディズニーランドではなく、本屋さんに足を運んでもらわなければならない。
限られたテレビの枠を、オススメグルメよりも、オススメ書籍に割いてもらう必要がある。
まずは『本』というジャンルでパイを勝ち取らないといけない。
その後、自分の作品に分配される。

安心・安定の再定義 - バナオの奮闘記

 

利己より利他から入る人が勝つ。

 

 

 

自分の勝てる領域を見つける大切さ

またとある友人は、AIを用いて、タンパク質の組み合わせを見つける研究をしていた。

 

この研究においては、以下のような能力の組み合わせが求められる。

 

①タンパク質に関して理解した上でデータセットを作れる力。

②AIに関する様々な手法を理解し、分析用のシステムを実装する力。

③タンパク質に関しての理解に基づき、結果をまとめて報告する力。

 

この3つの掛け合わせがで、世界と戦えているらしい。

 

AIに関して知識が豊富な人や、タンパク質に関して知識が豊富な人はいる。

しかし、それらを掛け合わせることができる人は少ないのだろう。

 

②の力に関しては、自然言語処理や画像解析などの最新の手法もフォローして、それをタンパク質に応用できないかを常に考えているらしい。

 

本人としても生物の分野には昔から興味もあるし、システムの実装や、実装がうまくいかないときに原因を追求してコツコツ解決していくのも好きらしい。

 

つまり、自分が"好き" かつ"勝てる"能力の掛け合わせができている。

 

結果として、企業からの支援や研究所との連携もできており、懐事情の厳しい研究者の中でも、比較的資金には余裕があるとのこと。

 

 

藤原和博さんもこう言っている。

「100万人に1人」「オリンピックのメダリスト級」と聞くと、なんだかとても大変なことのように聞こえますよね。でも心配無用です。たった一つの分野で100万分の1のレアさを身に付ける必要はないからです。明石家さんまビートたけしはお笑いの世界で100万人に1人くらいのレアな人ですが、これと全く同じところを目指すのはかなり大変です。でも例えば、お笑いのできる美容師というのはどうでしょうか。お笑いの世界で100人に1人くらいのレベルになり、美容師としても100人に1人になれるよう技術を身に付ける。そうすれば「100分の1×100分の1」で1万分の1のレアな人材になれます。

「100分の1」を3回かけて、レア人材になろう!藤原和博さん | ENGINEERism(エンジニアイズム)

 

掛け算でスキルを磨くことで、人に求められる希少人材になれる。

 

 

 

歴史を残すことの大切さ

民法のとある条文がなぜ追加されたのかに関して論文を書いた友人もいた。

どうやらその条文は法律家の界隈では、不要ではないかと言われているらしい。

 

民法の起源は明治30年ぐらいに遡る。

そして、更にその起源も二つの書物に分かれる。

友人は問題の条文が始めて追加された、片方の書物の起源を調べた。

 

その書物の成り立ちを調べると、法律家達が作った雛形を帝国議会の委員会がレビューし、承認して出来上がっていたとのこと。

その条文は、滋賀県のとある議員が帝国議会の委員会で強硬に追加を主張したことで、追加されたとのこと。

 

その友人は滋賀県の新聞を調べて、議員の子孫を探したり、地元の資料館をあたったりして、議員の法律観が分かるようなソースを見つけた。

 

結果、その条文の意義に関して、新しい視点を提供する論文が書けたそう。

 

 

こんな話を聞くと、普段は何とも思っていない、古い資料館や図書館の重要性を実感する。

 

昔の人たちの、想いや理論が積み重なって、今があるのだなと思う。