経営者としての適性
"経営者としての適性"というものはあるのか。
いろんな経営者の方から聞いた話を踏まえて考えてみた。
売上増・ユーザー増
経営者に求められるのはまず第一に売上を上げられること。
もしくは、ユーザーを増やせること。
それ以外のことは二の次である。
会社は資金がなくなったら継続できない。
資金を調達する方法はいくつも存在するが、最も良い方法は売上を上げることである。
売上を継続的に上げ続けることができれば、事業は存続できる。
次に、ユーザーを増やせることが重要である。
ユーザーが増える、つまりユーザーが継続的に使ってくれて、喜んでくれるサービスをつくる。
最初は無料で提供していたとしても、ユーザーが本当に喜んで使い続けるサービスであれば、必ずマネタイズの道は見えてくる。
ユーザーがついていれば、売上が立たなくても、資金を調達できる。
領域を見極めるセンス
将来性のある領域を見極めるセンスも求められる。
どんなに能力が高くても、領域の選定を間違えると、成功できない。
やり続けられる、やり抜く能力
大半の人は、やり続けて、やり抜くことができない。
「競争に負けるよりも、自分に負ける」ことが事業失敗の原因だと誰かが言っていた。
優秀な人たちが、平日は夜遅くまで、休日も働くと、成功する。
妥協せずにやり抜いていると、周りが勝手に努力をやめ始めるからだ。
ロジックを超えた魅力
本当に経営者として成功する人は、損得や合理性など、ロジカルに考えられる部分を超えた、人を惹きつける魅力がある。
「何かよく分からないけど、すごそうだ」と思われるとか。
「クソ野郎だけど、放っては置けないから助けてやるか」と思われるとか。
見返り求めずに投資してるとか。
簡単には説明できない魅力を持っている人に人は集まる。
この適性は、天性のものなのか、努力によって培うこともできるものなのかは、まだよく分からない。