映画レビュー『パリ20区、僕らのクラス』
初めて見たフランス映画。
フランスのパリのとある教師が、クラスの生徒たちと向き合っていく物語。
日本との差に驚いた。
一つのクラスの中に、人種も違えば、出身国籍も違う生徒が入り混じっている。
サッカーの話をすれば、どの国を応援するのかでケンカになる。
家庭環境だって全く違う。
フランス語が話せない親もいる。
着ている服も、持っている物もバラバラ。
そんな中で教師は戦う。
何とか生徒たちと向き合おうとする。
カッコイイ演出や音楽なんてものはない。
でも、向き合う中で、うまく行かないこともある。
そんな時は、キレてしまったり、暴言を吐いてしまったりもする。
普通の教師の、普通の戦いだからこそ、リアルだなと感じる。
日本だったら、クラスにいるのは全員同じ日本人。
みんな制服を着ていて、同じ格好をしている。
そんなことが普通ではない世界があるのだと、知った。
もっと自分の考えを持っていい。
人と違ってもいいと思った。