どうしたら非凡になれるのか?①
どうしたら、非凡になれるのか。
本当に成果を出し続ける人と、たまにしか成果がでない人は何が違うのか。
皆が憧れるような人と、普通の人は何が違うのか。
年収3000万を超えるような人と、そうでない人は何が違うのか。
日々の気付きの違い
人間に与えられている時間は、1日24時間、平等である。
ということは、非凡な人というのは、平凡な人より遥かに多くの気付きを得ているはずである。
気付きを得るためには、世の中の事象の発生原因や、自分の行動の目的、周りの人の立ち居振る舞いの理由などについて、日々考えている必要がある。
"なぜ"そうなっているのか、ということに興味をもち、その仮説を立てて、検証する。
道を歩いているときにも、仕事中にも、常に、いつでも、どんなときでも、である。
日々の気づきを得るためにはどうしたら良いか?
まず、日々大量のインプットが必要になる。
インプットがなければ、考える材料がなく、まず"興味をもち、仮説を立てる"ことができない。
インプットをするためには、人にあったり、本を読んだり、色んなところに出掛けたりしなければならない。
更に、"興味を持ち、仮設を立てた"あとで、"検証する"ためには、アウトプットと適切なフィードバックが必要である。
アウトプットをするのは、紙に書くのでも、ブログを書くのでも、人に話すのでも、何でもいい。
しかし、適切なフィードバックを受けることが難しい。
適切なフィードバックを受けるためには、その道の先達に見てもらう必要がある。
もし、コンサルで伝わる資料をつくりたかったら、スライドを作って、パートナーに見てもらい、赤ペンで真っ赤に添削してもらわなければならない。
もし、営業でお客さまへの売り方を習得したいなら、お客さまへの話し方を練習して、売れている営業マンに、ロープレしてもらうしかない。
もし、起業家で儲けたいなら、ビジネスモデルや組織の組み方、日々のタスク優先順位の付け方、人の見抜き方・動かし方まで、仮説を立てて、成功した起業家にあてて確認するしかない。もしくはお客さまからフィードバックを受けるしかない。
興味を持って、仮設を立てて、検証する、このサイクルを繰り返すことで、大量の気づきを得られる。
過去の自分に囚われて、考えることができていない
とかく、人間は過去の意思決定のクセにとらわれる傾向にある。
しかし、これを乗り越えなければ、絶対に非凡になれない。
なぜ、過去の意思決定のクセに囚われるのだろうか。
まず、動物的な本能で、生きていくときの成功確率を上げたいからだ。
過去の経験から判断することで、成功確率の高い選択ができる。
過去失敗したことはやらない方がいいし、過去成功したことはもう一度やった方がいい。
そして、過去の経験に照らして判断すれば、「考える」必要がない。
「考える」負荷を避けて行動できる。
では、極力考えることを避け続けていいのだろうか?
普通に生きていく分には考えなくてもいい。しかし、非凡になりたいのであればダメだ。
非凡な人は自分で「考えている」からだ。
過去の思考プロセスをなぞるのではなく、自分で自分の思考プロセスを否定し、新しい考え方を取り込んでいる。
「考える」ためには?
一つの方法としては、自分の思うロールモデルになりきってみることである。
もし自分が、、
ソフトバンクの孫さんならどうするか?
ユニクロの柳井さんならどうするか?
日本電産の永守さんならどうするか?
彼らは自分の思考プロセスを進化させ続け、自分の行動パターンを変え続け、結果として成果を出し続けている。
例えば、孫さんはネットの固定回線のYahooBBの成功では止まらず、ネットの移動回線のソフトバンクの成功でも止まらず、海外のネットの移動回線まで手を出した。
彼らならどう考えるか?と想像することで、自分の思考を進化させることができる。
他を利する
他人に与え続けている人こそ、非凡になれる。
「他人に与える」というのは、「人が求めているものを提供する」ということである。
人が求めているものは、人によって全く違う。
人をよく見なければならない。
人をよく見て、プロファイリングしなければならない。
ある人は、後輩にえばりたいと思っている。
ある人は、厳しく言ってほしいと思っている。
ある人は、モノで示してほしいと思っている。
そういった、人が求めているものを正確に見抜く。
そして、与える。
与え続けていると、人は「パブロフの犬」になる。
この人に声をかけられたときは、必ずいいことがある、と思ってもらえる。
そしたら、自然とヨダレがでるようになる。
もう体の反応で出てしまう。
エサを少し遠くにおけば、一歩踏み出すようになる。
つまり、相手の決断・行動を引き出せる。
更に、エサを置く位置を変えることもできる。
そしたら、自分の望んでいる方向に人を動かすことができる。
非凡な人は、自分のビジョン・戦略・目標に向けて、人を動かせる人である。
すなわち、他を利することをもって、更にそれを続けることによって、必要なタイミングで自分の利も得る人である。
組み合わせ×継続性
今までに挙げた項目というのは、要は非凡な人の特性を分解したわけである。
まずは、この分解の力がいる。
今回は非凡な人になるための特性を分解した。
しかし、これをあらゆる場面でやらなければならない。
事業で成功したいなら、事業の要素を分解しなければならない。
マーケティングだけできればいい訳ではなくて、オペレーションも採用も営業もできなければならない。
分解した結果として、最適な組み合わせを見出さなければならない。
圧倒的に優れた個人になるためには、自分の強みを分解しなければならない。
人当たりがいいのか、細かいことを考えるのが得意なのか、面白いことを言うのが得意なのか、システムがわかるのか。
それぞれの要素を人より優れているレベルまで高められれば、その組み合わせで圧倒的に優れた個人になれる。
更に、『継続性』である。
今回挙げた項目も、挙げるだけならすぐにできる。
じゃあ、それをやりきれるのか。
ずっと続けられるのか。
高め続けられるのか。
ここで、また差が生まれる。
常に努力し続けるしかない。