仕組みを作る人と回す人と回される人
6/30に考えたこと。
マトリックスという映画は、世の中を風刺していると言われている。
人々は本当は機械に培養されているのだが、マトリックスという仮想世界に接続され、その世界の中で生きているため、気づかない。
世の中が、どういう構造になっているのか考えたみた。
ある"仕組み"があった時に、それに関わる人はどのように分類されるのか。
仕組みの構成員
仕組みがあった時に、そこに関わる人は3種類に別れる。
- 仕組みを作る人
- 仕組みを回す人
- 仕組みに回される人
例えば、前述のマトリックスで言えば、、
である。
1は、これ↓を管理してる機械たち。
2は、この人↓たち。
3は普通の人間たちなので省略。
ネオで言うと、覚醒する前のプログラマーの時。
会社で言えば、、
- 創業者、共同創業者
- 後から入ってきた役員
- 会社員
である。
テレビだったら、、
- テレビ業界を作った人
- テレビ番組を作っている人
- テレビを見ている人
だろう。
AKB48だったら、
だろう。
構成員の利益
1の人は、仕組みのルールを作っているので、上手くいけば大きなお金が入ってくるし、働く時間も少なくてよい。
更に当面の間、既得権者として君臨できる。
2の人は、仕組みを作ったわけではないが、仕組みが整備されていく過程を見ている。
従って、仕組みの中で有利なポジションをとれる。
3の人は、ほぼ完成された仕組みを回す一要員として入ってくる。
代替可能だし、決められた仕事を行うだけになる。
仕組みの模倣
1︰仕組みを作った人が誰なのかを見抜く必要がある。
そして、その人がどのようにして仕組みを作ったのかを理解し、真似をすれば、同じ仕組みは作れる。
ただし、その人が作った仕組みを小さくしたものになってしまう。
例えば、大きなコンサルティング・ファームから独立して、小さなコンサル会社ができたりとか。
リクルートから独立して、小さな営業会社ができたりとか。
プルデンシャル生命やソニー生命から独立して、小さな保険代理店ができたりとか。
このモデルだと、元の大きさには到達できない。
また、人数を増やしていくと、どこかで限界が生じる。
そのコンサル会社や営業会社や保険代理店が大きくなっても、途中でまた一部が独立して、新たにまた小さなコンサル会社や営業会社や保険代理店ができる。
分家がひたすら増えていくだけだ。
新しい仕組みの創造
分家で終わりたくないなら、小さくてもいいから、まずは自分独自の仕組みをつくって、1にまわる必要がある。
そのためには、1の人が、作った仕組みを真似するだけではなく、1の人が何故その仕組みを思いついたのか、誰にその仕組みを教わったのか、何からヒントを得たのか。
そこまで、研究する必要がある。
研究して、自分のモデルを思いついたら、後はやるだけだ。
マトリックスのネオのように、一度苦しい思いをすることにもなるだろう。
それでも、やり抜かないといけない。
ここまでいったら、幸せな世界が待っているのだろう。