長期的な視野での課題とその対策
7/26分。7/29記載。3日遅延。
昨日、ここ一週間の振り返りをした。
もう少し、長期的な視野で課題とその対策を整理する。
課題の整理
私は経営者として、稼ぐ力と信用が足りていない。
経営者には、まず第一に利益を生み出す力、つまり稼ぐ力が必須である。
更に、その利益を生み出す力にレバレッジをかけるための信用を積み上げていく必要がある。
稼ぐ力をフローとするならば、信用は稼ぐ力を発揮し続けていった結果として積みあがっていくストックだ。
稼ぐ力は三つに分解できる。
"他人への価値提供力" × "価値をお金に換える能力" × "価値提供を仕組化する力" である。
信用は二つに分解できる。
"理念" × "一貫性" である。
つまり課題は、以下の五つに分解できる。
・他人への価値提供力
・価値をお金に換える能力
・価値提供を仕組化する力
・理念
・一貫性
それぞれ順番に見ていく。
課題①:他人への価値提供力
まず、当然のことだが、他人に価値を提供しなければ対価としてのお金は得られない。
私が提供できそうな価値は以下の通りである。
①事業の企画整理/ドキュメンテーション
事業の企画段階においては、まず筋の通ったストーリーが必要になる。
誰がどんな課題を抱えていて、それをどうやって解決して、どのようにマネタイズするのか。
その解決をそのチームがやる理由は何か、つまり理念・実績・競合優位性はどこにあるのか。
これらを整理し、一貫性を持たせて、筋の通ったストーリーにする必要がある。
次に、そのストーリーを可視化し、ドキュメントに落とす必要がある。
新しい事業を企画する際には、往々にして融資や出資による資金調達が必要になる。
その際、融資や出資を受ける相手を説得するための材料として、ドキュメントが求められることが多いからだ。
また、チーム間で意思疎通を取るためにも、ドキュメント化は重要だ。
構想を口頭だけで話していても一向に理解されないことがある。
その際に、ドキュメントがあると共通見解を持ちやすいし、理解も促進される。
②知識・経験の整理・提供
知識・経験を整理し提供する力も磨いていきたい。
本ブログもその一環と言える。
知識・経験があっても、それを幅広く普及させたり、より高い付加価値にするためには知識・経験を整理して、提供してあげることが必要だ。
上述の企画整理/ドキュメンテーション力とも重なるが、理解しやすいように知識・経験の構造を整理した上で、分かりやすいように可視化してあげる。
更に、顧客が一番欲している情報にアクセスしやすいようにしてあげる。
もし、顧客がその情報を理解できないようであれば、分かりやすく口頭で解説してあげる。
この知識・経験に関しては領域を絞る必要もありそうだ。
あまり広範囲になってしまったり、抽象度が高すぎると、誰にその情報を提供するのかが不明確になる。
保険と事業企画・開発に特化する。
③キャリアコンサル力
実はみんな本当にやりたいことは分かっていないし、それが分かったとしても一歩を踏み出すことは難しい。
まずは、相手の過去の経験を聞いて、本当にやりたいことを明確化する。
そして、それに向けて一歩を踏み出せるように励ましてあげる。
必要であれば、その人の目指す姿に近い人や転職先を紹介してあげる。
これらの力を誰もがかなわないぐらい圧倒的に磨く必要がある。
課題②:価値をお金に換える力
価値をお金に換える力というのは、シンプルに言ってしまえば、営業力だ。
自分が提供する価値が明確になれば、その価値の価格も明確になる。
提供価値と価格が決まれば、後はそれを必要としている人を探して営業するだけだ。
営業力は、活動量とコンバージョン率に分解される。
その価値を求めていそうな人、何人に声掛けできるか、というのが活動量だ。
その内、何件が成約するかというのがコンバージョン率だ。
いくら稼ぐかを決めて、それに必要な件数を算出し、コンバージョン率で割り戻して、活動量を決定する。
コンバージョン率を上げるためには営業としてのスキルも必要だ。
営業のポイントは以下の記事にまとめた。
課題③:価値提供の仕組み化
価値提供の仕組み化については、どのように身に付けていけばよいのか明確になっていない。
恐らく、人とシステムを組み合わせて仕組化することが必要だ。
この仕組み化ができるかどうかが、経営者と言えるか、ただの個人事業主と言えるかの違いかもしれない。
また、別途まとめる。
課題④:理念
共感できる理念があるかどうかが信用につながる。
人は、なぜやっているか、つまり理念に惹かれる。
クラウド・ファンディングなどはその最たる例だ。
ストーリーを語って、共感で、お金を集めている。
私の理念は、、
「安心・安定を再定義し、挑戦する社会をつくる」こと。
「保険の流通を変革する」こと。
こちらもまた別途まとめる。
課題⑤:一貫性
一貫性があることも信用につながる。
言っていることがコロコロ変わるとか、やっていることがコロコロ変わると、信用されなくなってしまう。
一貫して理念に向かって進んでいるということが、信用につながる。
更に、一貫性があると、同じ領域の人たちとのつながりが増えていくため、知識や人脈も蓄積しやすい。
一貫性というのは、やり抜く力でもある。
自分が決めたことをやり抜いているかどうか。
手段やスケジュールが変わることはあっても、目的は達成しているか。
課題を整理する過程で、自身の強みも見えてきたので、そこを集中的に伸ばしていく。
ここ一週間の振り返り
7/25分。7/28記載。3日遅延。
ここ一週間の振り返り。
課題・問題点
他社の業務委託に関しては、順調に進められている。
しかしながら、自社の事業としてのWEBサイト制作が予定通り進んでいない。
約1週間は遅延している。
また、来週以降の予定を考えると、更に1週間程度は遅延する予定である。
原因
転職支援活動のアポを入れすぎてしまい、自社の事業を進めるだけの時間がなくなってしまった。
転職支援活動のアポを入れすぎてしまったのは、アポがどのぐらい取得できるかを鑑みずに、アポのお願いを無造作に進めてしまったため。
対策
転職支援活動のアポ入れは当面ストップする。
次回からは、アポのお願いからアポ取得までの確率を換算して、活動量を決定する。
また、事前に他の事業にかかる工数を見積もった上で、空いている時間に収まるだけのアポ取得件数を設定する。
自社事業を進めるためのスケジュールを、再度、引き直す。
また、自社事業のコンテンツの洗い出しを早期に進めて、スケジュールの精度を高める。
半年間の振り返り
7/24分。
半年間の改善点と良かった点を振り返っていく。
2017年1月
改善点。
- 会社を辞めて生活リズムが崩れて、生活習慣が悪化した
- 成し遂げたいことへのコミットメントが弱かったので、ビジネス案がふらついて迷走・空回りした
- また、大っぴらに人に宣言できず、内弁慶になっていた
良かった点。
- 自分のやりたい業界・領域を絞れた
2017年2月
改善点。
- 自分の我を出したために、メンバーが解散した
- 経験・コネクションがなく実感で顧客のニーズや課題をつかめていない領域をビジネスドメインに選んでしまったため、ビジネスが進まなかった
- 自分のやりたいことにも一致していない小さな仕事で稼ごうとしてしまった
良かった点。
- 一人になって、腹をくくって、一歩を踏み出せた
- 決めた領域まわりで、情報収集を始められた
2017年3月
改善点。
- 事業化としてやっていくのか、サラリーマンとしてやっていくのか、がブレたために各方面に迷惑をかけた
- 転職活動に時間を費やしたために、事業開発が全く進まなかった
良かった点。
- 過去にお世話になった人と交流して刺激をもらった
2017年4月
改善点。
- ナレッジ不足の課題を解決しないまま、一人で頑張って突っ走ろうとしたために、成果が出せなかった
良かった点。
- 自分がビジネスをやりたい業界の会社の面接に行ったので、業界に詳しくなった
2017年5月
改善点。
- 目的なく色んな人と会ったために、将来につながる人脈がつくれなかった
- 事業の課題に気付きながら、ピボットさせることができなかった
良かった点。
- 顧客になりえる人にヒアリングをして、事業の課題をつかめた
- コミットメントを高めて、事業に集中し、一つの成果物は残せた
2017年6月
改善点。
- 志・目標が明確でないまま、とりあえず、はりついていた
良かった点。
- 恥を捨てて、フィードバックをもらったり、過去の所属した会社に営業しに行ったりできた
- 自分の能力不足を認め、"ハリツキ"を開始し、学び始めた
半年間全体の振り返り
一番の改善点は、PDCAのCAを実行できていなかったことだろう。
PRDCAの重要性は、6月中旬段階で気付いていたが、1ヵ月の間、本質的に振り返りができていなかった。
過去まで遡って振り返ったり、振り返りを習慣化できていなかった。
時間が経てばたつほど、振り返りに時間がかかるようになるし、振り返りをするのが億劫になるし、記憶も薄れてしまう。
改めて、週次・月次の振り返りを実行していく。
信念・志
7/23分。
志を持たなければならない理由は何か。
志はどのようにしたら、持てるようになるのか。
まとめてみる。
志を持つべき理由①:高みを目指せる
志をもっていると、目標が高くなる。
すると、小さなことに心が惑わされることがなくなる。
成し遂げたいことが明確になっているので、細かいことが気にならなくなるのだ。
例えば、日々1万円を稼ぐのに必死な人は、買い物時に100円安くなるかどうかというのも気になってしまう。
しかし、志高く、億単位で儲けようとしている人は、数百円~数万円程度の些細な金額で悩まない。
また、常に謙虚でいられる。
周囲の人に持ち上げられても、自身で更なる高みを目指しているので、驕ることがない。
自分の今の実力に満足することなく、更に成長し、出来ることを増やそうとする。
志を持つべき理由②:意志が明確になる
志があると、自分の意志が明確になり、即断即決をすることができる。
自分の成し遂げたいことにとって、必要か不要かを判断できるからだ。
更に、誰かに質問をするときも、漠然とした質問やオープンクエスチョンをしなくなる。
自分で仮説を立てて人に質問できるようになる。
そうすると、より短時間に明確な回答を得られるので、短い時間で大量の情報を収集することができる。
また、目指すところが明確なので、周囲の人もどんな人を紹介すればよいかわかる。
結果として、人脈もどんどん集まってくるようになる。
志の持ち方①:志への気付き
志というのは、簡単に見つからない。
また、自分がやりたいことをやる、というだけだと志というレベルまで至らない。
自分がやれることで、誰もやっていないことで、世の中にとってやる意義があることこそ、志になる。
自分のやれることを分析しながら、世の中の人・サービスを見ていると、「これは自分がやらなければならないのではないか」と思う瞬間がある。
それが志になるのかもしれない。
志の持ち方②:迷いながら固まっていく
志というのは、見つかったと思っても直ぐには固まらない。
ウロウロ迷いながら、徐々に固まっていく。
「これが志だ」と思っても、少し困難な状況に直面すると、簡単に心がくじけてしまったりする。
しかし、改めて考えなおし、「やっぱりこういうことをしたい!」と思いが固まる。
またしばらくすると、迷いが生じてくる。
しかし、それを乗り越えると、更に志に対するコミットメントのレベルが高まる。
この繰り返しだ。
最初から明確な志がなくてもよい。
とにかく、やり続けることによって、徐々に志は固まってくるし、更に高い志をもてるようになっていく。
リーダーの"あり方"
7/22分。
リーダーとしての"あり方"をまとめる。
"あり方"の必要性
リーダーは常にメンバーに見られている。
リーダーがリーダーと捉えられるだけの行動をしていなければ、直ぐにメンバーは離れていってしまう。
また、ポジティブな評価が広まることは少ないのに、ネガティブな噂は直ぐに広まる。
ちょっと気を抜いたつもりでも、その気を抜いた時にメンバーに見られていたら、それが誇張されて広まってしまう。
リーダーになる人でも、一人では何もなすことができない。
色んな人がついていきたいと思えるような、リーダーとしての"あり方"を持っていることが必要だ。
生活習慣を整える
まずは、生活習慣を整えることが大切だ。
早寝早起きをする。
三食きちんと食べる。
定期的に運動する。
そういった、当たり前の事を、バカにせず、ちゃんとやっていることが大事だ。
なぜなら、生活習慣が悪化していると、横柄な態度に見えたりするからだ。
例えば、朝早く出社している人と、遅い時間に出社する人だと、遅い時間に出社する人の方が、「調子に乗っている」と思われる。
また、生活習慣が悪化していると、体力・気力が低下してしまう。
例えば、前日夜遅くまで飲んでいて、翌朝のミーティングで頭が回っていないリーダーがいたら、メンバーはがっかりする。
常に全力でメンバーに尽くせるように、生活習慣を整え、常に準備ができている状態にしなければならない。
バカにされても反論しない
何か新しいことに挑戦すると、バカにされることが多い。
「何のためにそんなことをやっているの?」
「もっと、こうすればいいのに」
「失敗するかもだから、やめといた方がいいよ」
向こうはアドバイスをしているつもりかもしれない。
しかし、そういう挑戦をしたことがない人が言ってくるときは、要はバカにしているわけである。
しかし、これは仕方ないのだ。
やったことがない人は、あれこれ言いたがるのだ。
また、やったことがない人は、どうしても理解できない部分というのがある。
例えば、転職をしたことがある人と、転職をしたことがない人は全く異なる。
転職をしたことがない人が、転職をしたことがある人のことを理解することは難しい。
なぜ、転職という決断を下すような状況に至ったのか、その状況になるとどんな感情を抱くのか、など経験してみないと完璧には理解できないからだ。
リーダーというのは、率先して新しい挑戦をしていくので、こういった形でバカにされることも増える。
しかし、反論する必要はない。
素直に話を聞いて受け入れれば良い。
そして、指摘してくれてありがとう、と感謝する。
「この人から、自分はそう見えているのだな。」と認識する。
そこから、その人の物事の見方・考え方・過去の経験などを分析する。
どんなことからも学んで、何か活かす。
威張らない
どんなに偉くなっても、何かを成し遂げたとしても、威張ってはならない。
威張った瞬間から人は離れていく。
例えば、自分が育てた人を「こいつはオレが育ててやったんだ」と言って自慢する人がいる。
また、自分はこんなことを成し遂げたのだ、と過去の栄光ばかりを自慢する人がいる。
こんな時、周りで聞いている人は、「めんどくさいな」「また始まったよ」と思っている。
自分の功績は自分で自慢してはダメだ。
自然と功績があるような振る舞い・身なりをしたり、周りの人が勝手に功績を宣伝してくれるぐらいが理想だ。
"言うな、思わせろ"だ。
ケチらない
ケチくさいのも人が離れていく要因になる。
リーダーは上の立場に立つことが多いので、お茶・ご飯・飲みに行くときに、下の立場の人に積極的におごらなければならない。
年齢や立場が離れているほど、目上の人が目下の人に少しでもお金払わせると、その人は「払ってくれなかった」と不信感をもつからだ。
女性には、お金を払わせない。
目下の人にはお金を必ず出してあげる。
という姿勢が大事だ。
誰かに仕事を依頼するときも同様だ。
相手が正当な価格で値付けをしてきたら、 その価格でお金を支払ってあげる。
そこでケチくさく、値切ったりすると、信頼されなくなる。
リーダーになるために守るべきことは多い。
一瞬たりとて、気を抜くことはできない。
お金の稼ぎ方②
7/21分。
お金の稼ぎ方をまとめる。 二回目。
以前の記事はこちら。
今回は、前回とは違う観点から、お金を稼ぐにあたっての心構えとお金を稼ぐための手法の二つに分けてまとめていく。
- 心構え①:お金を稼ぐことが正しいことだと理解する
- 心構え②:"お金がない"と言い訳せずに、金を稼ぐ能力を鍛える
- 手法①:価値に見合ったお金をもらう・払う
- 手法②:金利の低いお金を、金利の高いところで運用する
- 手法③:支払い完了タイミングを後ろ倒しにする
心構え①:お金を稼ぐことが正しいことだと理解する
お金を稼ぐことに遠慮があると、お金は稼げない。
遠慮しないためにも、「お金を稼ぐことは正しいことだ」と理解していなければならない。
この記事↓が非常によい。
詳細は記事の中身を見ていただきたいが、ポイントを抜粋する。
世の中の各人が「お金が欲しい!」と思い、お互いに努力し、生産し、サービスを提供し、つまりは経済活動をすればするほど、世の中全体の価値ある品物・価値あるサービス・財産、つまり富は増えていくのです。
(中略)
あなたは儲ければならない。なぜならば、それが世の中全体を豊かにすることに直結しているのだから。
お金を稼ぐことは、世の中全体を豊かにすることにつながっているのだ。
他人に価値を提供することで、対価としてお金をもらう。
この活動を世の中の人たちが繰り返すことによって、世の中は発展していくのだ。
だから、「お金を稼ぐことは正しいこと」なのだ。
遠慮せず、堂々とお金を稼ごう。
心構え②:"お金がない"と言い訳せずに、金を稼ぐ能力を鍛える
何かができない言い訳として、"お金がない"と言いがちだ。
例えば、だれかにもっとオシャレした方がいいよ、と言われたときに、"お金がないので、服が買えないです"と答えたり。
新規事業を進めるにあたって、"お金がないから、システム開発できない、だからあきらめよう"と考えたり。
この言い訳をしていると、いつまで経ってもお金を稼げるようにはならない。
せっかく、お金を稼ぐ必要性に直面しているのに、"お金がない"という言い訳で、思考が停止してしまっているからだ。
"必要になったお金をどうやって稼ごうか"と考えることで、初めてお金を稼ぐためのスタートラインに立てる。
手法①:価値に見合ったお金をもらう・払う
お金をもらうためには、そのお金に見合った価値を提供すればよい。
そのために、まず、自分が提供できるモノ・サービスの価値を正確に理解する。
例えば、エンジニアの人であれば、クラウドワークスやランサーズなどに登録したりすれば、自分のエンジニアリング力がどのくらいの価値なのかが分かる。
コンサルの人であれば、フリーランスのコンサルのプラットフォームに登録したり、転職活動をすれば、自分のコンサル力がどのくらいの価値なのかが分かる。
自分の価値が分かったら、営業先に、提供できるサービスの内容とその価格を提示する。
この時に、自分の価値を正確に把握できていないと、安売りしてしまったり、高い価格を提示しすぎて買ってもらえなかったりする。
また、値切ろうとしてくる相手に対しても、強気で交渉できなくなってしまう。
相手が納得してくれたら、全力で価値を提供する。
とてもシンプルだ。
手法②:金利の低いお金を、金利の高いところで運用する
お金を稼ぐためのもう一つの手段として、「運用」がある。
運用の仕方もシンプルだ。
金利の低いお金を調達して、金利の高い金融商品・口座・モノなどで運用すればよい。
例えば、創業期に借りられる安いお金は、非常に金利が安い。
そしたら、そのお金を金利の高い新興国にもっていって運用する。
ソーシャルレンディングなども同じ仕組みだ。
まず、日本国内の個人投資家のお金を集める。
個人投資家が求める利率はそこまで高くない。
そのお金を利率の高い新興国などの投資先で運用する。
このように運用すると、利率の差で、お金を稼ぐことができる。
手法③:支払い完了タイミングを後ろ倒しにする
支払い完了タイミングを後ろ倒しにすることで、少ない元手でお金を稼ぐことができる。
支払いをする時は、出来る限り分割払い・後払いにさせてもらって、支払い完了タイミングを後ろ倒しにする。
そうすると、相手が提供してくれたモノ・サービスの利用開始タイミングよりも、お金の支払いが終わるタイミングが遅くなる。
そのモノ・サービスで、支払いが終わる前にお金を稼げれば、手元にお金がそこまでなくてもお金を稼げることになる。
例えば、商品販売用のWEBサイトの制作を100万円で誰かに依頼したとする。
WEBサイトの制作期間が1ヵ月だったとして、お金の支払いを10ヵ月間の分割払いにする。毎月10万円を支払うことになる。
そうすると、お金の支払いが完了する前に、WEBサイト経由で商品販売を開始できる。
仮にそのWEBサイトで毎月10万円ずつ稼げるとする。
損益は、以下のように推移する。
1ヵ月目:収入0円-支出10万円=損失10万円
2ヵ月目~6ヵ月目:収入10万円-支出10万円=損益0円
7ヵ月目:収入10万円-支出0万円=収益10万円
最初の損失分の10万円は用意しなければならない。
しかし、元手10万円で、毎月10万円稼げるビジネスが作れたことになる。
この手法を採るときには、相手から「この人は分割して支払いを続けてくれるだろう」と、信用されていることが前提だ。
また、相手にお金の支払いを遅らせるだけの余裕がないとダメだ。
どの心構えも手法も、言われてみれば当たり前のことである。
しかし、心構えが腑に落ちていて、手法を実行に移せることが大切だ。
感情のコントロール
7/20分。
事業で成功するためには感情をコントロールすることが大切だ。
感情の影響
精神的に追い詰められて、感情が悪い方向に作用すると、冷静に思考を進めることができなくなる。
例えば、借金を抱えていたり、お金がなかったりすると、支出が発生する度にお金の事を考える。
そして、「今月はお金は足りるだろうか」とか、「支出を抑えないとマズいな」といったことを考えてしまい、不安を感じる。
不安を感じると、同じことばかりを繰り返し考えてしまうようになる。
上記のお金が無くなる例であれば、、
「今月はお金は足りるだろうか」⇒「何とか足りるかもしれないな」⇒「いや、待てよ、持たないかもしれないな」⇒「どうしよう」⇒「今月はお金は足りるだろうか」
というように思考がグルグル同じところを回ってしまう。
冷静に考えれば、お金が足りないのであれば、もっと稼ぐか、だれかから借りるか、支出を減らすかしかない。
そして、取りえる施策を洗い出して、ProsConsの比較をし、どの施策を取るかを決めて、その施策を実行するだけだ。
このプロセスに、感情が入る余地はない。
しかし、どうしても人間は感情が起こってしまう。
"不安"、"怒り"などの感情により、冷静な判断ができなくなってしまうのだ。
では、どのように対処すればよいのだろうか?
松岡修造のインタビュー記事に書かれていた方法が非常に良かったので、抜粋する。
紙に書いて思考を整理する
まずは、頭の中で思考が堂々巡りしてしまうのを防ぐために、思考を紙に書く。
結果が出ない時、失敗した時、その場で「何が足りなかったのか」「打開するには?」「本当の動機は何か」など、紙に書き出して検証していますか?
紙に書けば、 思考が堂々巡りしていることに気付ける。
また、紙に自分の感情や思考を書き出すことで、気持ちを落ち着かせることができる。
WHYよりHOWを考える
前に進むために、なぜこうなってしまったのだろう(WHY)を考えるよりも、どうすればこの状況を乗り越えられるか(HOW)を考えるようにする。
「WHY?」よりも「HOW?」に意識を傾けてみてください。「なぜ私がこんな目に遭うのか」ではなく、「どうすればこの苦境を乗り越えられるのか」と考えるのです。HOWを唱え続け、自分ではコントロールできない事態を乗り越えた経験は、成長と強い心をもたらすはずです。
WHYを考えすぎると、自分の悪いところ・失敗理由など過去思考になりがちだ。
HOWを考えると、今後どのように行動するか・改善していくかという未来思考になる。
未来思考になると、どんなに落ち込んでいても、ポジティブな方に思考を切り替えられる。
鏡の前の自分に語る
常にメンタルを良い状態に保つために、自分で自分を鼓舞する。
心を支えるテクニックとして、僕は20年以上前から起床時と就寝前に、鏡の前に立って、やるべきことを自分に言い聞かせています。
「独断決断。自分は怪我、病気を絶対しません。怒らず、恐れず、悲しまず。正直、親切、愉快。力と勇気と信念とを持って自己に対する責務を果たし、あと平和とを失わざる今日一日、(家族一人一人の名前)厳かに生きていくことを誓います」
(中略)
毎日、反復することで、体に染みついていくんです。
自分で自分にポジティブなワードをかけ続けることで、メンタルをポジティブな状態に維持する。