Tアップの重要性と失敗例
7/10に考えたこと。
Tアップとは?
誰かに人を紹介するときは、Tアップが重要だと言われる。
Tアップというのは、「紹介する人の良さ・価値・重要性を伝える、もしくはそれが伝わるような場所・シチュエーションを設定して、引き合わせた人をつながりやすくすること」である。
例えば、仲介役のAさんが、友人のBさんを友人のCさんに紹介するとする。
Bさん、Cさんのどちらも知っているのは、Aさんだけである。
この時、Aさんは、BさんとCさんを引き合わせる前に、BさんのことをCさんに、CさんのことをBさんに、事前に伝えておかなければならない。
この時に、上手くTアップできるかどうかで、その先どのようにBさんとCさんがつながるかが決まる。
Tアップが使われるシーン
Tアップが使われるシーンは、様々だ。
実は日常の色んなシーンで、Tアップは求められる。
例えば、合コンを開催するとき。
男側・女側の幹事は互いに連絡を取り合って、相手側のメンバーの情報を伝えたりする。
この時に、幹事がどのようにメンバーの情報を伝えるか。
どのようなお店を予約するか。
二次会のお店はどうするか。
こういった動き方次第で、合コンの盛り上がりは変わる。
他に、ビジネスパートナーを引き合わせるシーンでもそうだ。
引き合わせる人同士に、どのような情報を事前に伝えておくか。
会う場所は、飲みがいいのか、カフェがいいのか、オフィスがいいのか。
こういった動き方次第で、引き合わされた人たちがビジネスパートナーとなっていくかは変わってくる。
Tアップの失敗パターン①︰Tアップ不足
引き合わせる人の内、片方が目上の存在であることがある。
例えば、AさんがBさんとCさんを引き合わせるケースで、Cさんの方が、Bさんよりも目上の人だとする。
Cさんが経営者で、Bさんは将来Cさんの会社に就職するかもしれない、というようなケースだ。
そうすると、Aさんは、事前にBさんに対して、「Cさんが如何に重要な方なのか」を伝えなければならない。
これに失敗すると、BさんがCさんを「ナメてしまう」事態に陥る。
Cさんの方も良い気分はしない。
これだと、BさんとCさんの今後の関係が上手くいかない。
この失敗は入念に事前準備をすることで防げる。
Tアップの失敗パターン②︰Tアップにそぐわない
先ほどと同じ、AさんがBさんとCさんを引き合わせるケースで、Cさんの方が、Bさんよりも目上の人だとする。
Tアップも上手くいったとしよう。
しかし、CさんがTアップに見合った印象をBさんに残せないことがある。
Tアップで上げた期待にCさんが応えられなかったということだ。
このケースもこの後、上手くいかない。
この失敗は、そもそもBさんとCさんの引き合わせが間違っていたということだ。
引き合わせる人同士の実力をよく見定めることが肝心だ。