どうしたら非凡になれるのか?②
引き続き非凡になるためのコツをまとめる。
ちなみにここに書いていることは全て受け売り。笑
学びの理解を深めるため、そして、これから実践するためにまとめる。
プロファイリングの重要性
プロファイリングは、人もモノも場所もできることが必要。
まず、モノや場所。
街中を歩くときに地面を見てる場合ではない。
顔を上げて、まわりを見る。
何事にも興味を持つ。
例えば、古い建物があったとする。
なぜ、古くなってもそのままにしているのだろうか?と考える。
立て直す費用が捻出できないのだろうか?
今の古い建物が気に入っているからだろうか?
地上げされて、取り壊しを待つばかりなのだろうか?
例えば、ポニークリーニングの看板でいつもと違うピンク色の看板があったら、なぜその色なのだろうか?と考える。
古い看板をそのまま使っているのだろうか?
そうするともしかして、創業当初からやっているお店なのだろうか?
そしたら、メッチャ儲かっているのではないか?
ある地域や道路を定点観測し、付近のお店がどう変化しているかを追っかけるのもいい。
また、気になったモノやお店は写真を撮って、後で調べてみるのもいい。
そして、人。
徹底的に、人がどのような興味をもっているのか、何に弱いのかを分析する。
そして、その人に対して、何をどう伝えたらいいかを考える。
例えば、スライドで事業計画を説明するのだとしたら、誰に対しても、いつも同じ構成で説明してはダメだ。
どういう順序で、何を伝えたら、最も相手に伝わりやすいのかを考えて、伝えないと。
質より量の重要性
とにかく数をうつ。
営業やピッチにおいて、数にまさるものはない。
ある程度、良いものをもっているのであれば、後は数を打てば、結果は残せる。
一回一回立ち止まって、振り返っている時間すら惜しい。
立ち止まっている暇があったら、前に進む。
優先順位の重要性
自分がやらなければならないことの中で、緊急度が高く、重要度も高いところからやる。
これはよく言われていること。
でも、実践しないと意味がない。
優先順位のつけ方は以下の通りだ。
まずは、やることの目的を明確にする。
なぜ、それをやる必要があるのか。
何となく、人と会っているのではダメだ。
何を目的として、会うのか。
目的をよく考える。
その上で、その目的を達成することの優先順位を考える。
そのために、緊急度と重要度を考える。
目的意識をもって、緊急度も重要度も高いところからやれたら、人が2ヶ月かかって成長するところを、1週間で成長できる。
どうしたら非凡になれるのか?①
どうしたら、非凡になれるのか。
本当に成果を出し続ける人と、たまにしか成果がでない人は何が違うのか。
皆が憧れるような人と、普通の人は何が違うのか。
年収3000万を超えるような人と、そうでない人は何が違うのか。
日々の気付きの違い
人間に与えられている時間は、1日24時間、平等である。
ということは、非凡な人というのは、平凡な人より遥かに多くの気付きを得ているはずである。
気付きを得るためには、世の中の事象の発生原因や、自分の行動の目的、周りの人の立ち居振る舞いの理由などについて、日々考えている必要がある。
"なぜ"そうなっているのか、ということに興味をもち、その仮説を立てて、検証する。
道を歩いているときにも、仕事中にも、常に、いつでも、どんなときでも、である。
日々の気づきを得るためにはどうしたら良いか?
まず、日々大量のインプットが必要になる。
インプットがなければ、考える材料がなく、まず"興味をもち、仮説を立てる"ことができない。
インプットをするためには、人にあったり、本を読んだり、色んなところに出掛けたりしなければならない。
更に、"興味を持ち、仮設を立てた"あとで、"検証する"ためには、アウトプットと適切なフィードバックが必要である。
アウトプットをするのは、紙に書くのでも、ブログを書くのでも、人に話すのでも、何でもいい。
しかし、適切なフィードバックを受けることが難しい。
適切なフィードバックを受けるためには、その道の先達に見てもらう必要がある。
もし、コンサルで伝わる資料をつくりたかったら、スライドを作って、パートナーに見てもらい、赤ペンで真っ赤に添削してもらわなければならない。
もし、営業でお客さまへの売り方を習得したいなら、お客さまへの話し方を練習して、売れている営業マンに、ロープレしてもらうしかない。
もし、起業家で儲けたいなら、ビジネスモデルや組織の組み方、日々のタスク優先順位の付け方、人の見抜き方・動かし方まで、仮説を立てて、成功した起業家にあてて確認するしかない。もしくはお客さまからフィードバックを受けるしかない。
興味を持って、仮設を立てて、検証する、このサイクルを繰り返すことで、大量の気づきを得られる。
過去の自分に囚われて、考えることができていない
とかく、人間は過去の意思決定のクセにとらわれる傾向にある。
しかし、これを乗り越えなければ、絶対に非凡になれない。
なぜ、過去の意思決定のクセに囚われるのだろうか。
まず、動物的な本能で、生きていくときの成功確率を上げたいからだ。
過去の経験から判断することで、成功確率の高い選択ができる。
過去失敗したことはやらない方がいいし、過去成功したことはもう一度やった方がいい。
そして、過去の経験に照らして判断すれば、「考える」必要がない。
「考える」負荷を避けて行動できる。
では、極力考えることを避け続けていいのだろうか?
普通に生きていく分には考えなくてもいい。しかし、非凡になりたいのであればダメだ。
非凡な人は自分で「考えている」からだ。
過去の思考プロセスをなぞるのではなく、自分で自分の思考プロセスを否定し、新しい考え方を取り込んでいる。
「考える」ためには?
一つの方法としては、自分の思うロールモデルになりきってみることである。
もし自分が、、
ソフトバンクの孫さんならどうするか?
ユニクロの柳井さんならどうするか?
日本電産の永守さんならどうするか?
彼らは自分の思考プロセスを進化させ続け、自分の行動パターンを変え続け、結果として成果を出し続けている。
例えば、孫さんはネットの固定回線のYahooBBの成功では止まらず、ネットの移動回線のソフトバンクの成功でも止まらず、海外のネットの移動回線まで手を出した。
彼らならどう考えるか?と想像することで、自分の思考を進化させることができる。
他を利する
他人に与え続けている人こそ、非凡になれる。
「他人に与える」というのは、「人が求めているものを提供する」ということである。
人が求めているものは、人によって全く違う。
人をよく見なければならない。
人をよく見て、プロファイリングしなければならない。
ある人は、後輩にえばりたいと思っている。
ある人は、厳しく言ってほしいと思っている。
ある人は、モノで示してほしいと思っている。
そういった、人が求めているものを正確に見抜く。
そして、与える。
与え続けていると、人は「パブロフの犬」になる。
この人に声をかけられたときは、必ずいいことがある、と思ってもらえる。
そしたら、自然とヨダレがでるようになる。
もう体の反応で出てしまう。
エサを少し遠くにおけば、一歩踏み出すようになる。
つまり、相手の決断・行動を引き出せる。
更に、エサを置く位置を変えることもできる。
そしたら、自分の望んでいる方向に人を動かすことができる。
非凡な人は、自分のビジョン・戦略・目標に向けて、人を動かせる人である。
すなわち、他を利することをもって、更にそれを続けることによって、必要なタイミングで自分の利も得る人である。
組み合わせ×継続性
今までに挙げた項目というのは、要は非凡な人の特性を分解したわけである。
まずは、この分解の力がいる。
今回は非凡な人になるための特性を分解した。
しかし、これをあらゆる場面でやらなければならない。
事業で成功したいなら、事業の要素を分解しなければならない。
マーケティングだけできればいい訳ではなくて、オペレーションも採用も営業もできなければならない。
分解した結果として、最適な組み合わせを見出さなければならない。
圧倒的に優れた個人になるためには、自分の強みを分解しなければならない。
人当たりがいいのか、細かいことを考えるのが得意なのか、面白いことを言うのが得意なのか、システムがわかるのか。
それぞれの要素を人より優れているレベルまで高められれば、その組み合わせで圧倒的に優れた個人になれる。
更に、『継続性』である。
今回挙げた項目も、挙げるだけならすぐにできる。
じゃあ、それをやりきれるのか。
ずっと続けられるのか。
高め続けられるのか。
ここで、また差が生まれる。
常に努力し続けるしかない。
起業して変わったと思うこと
起業というものに取り組み始めてから、自分が変わったなと思うことがある。
後で自分で見返す意味も込めて、まとめておく。
以前の自分はどこか冷めている部分があったなと感じる。
どこか斜に構えているというか、かっこつけようとしているというか。
かなり昔まで遡ると、小学校低学年のときは、メチャクチャ泣き虫だった。
休み時間中に、誰かの打ったテニスボールがスネにあたって大泣きしてた。
サッカーボールが顔面に当たって大泣きしてた。
ただ、小四ぐらいになった時、ふと、「なんでオレ、こんなしょっちゅう泣いてんだ?みっともないな。やめよう。」
と思って、そこから全く泣かなくなった。
弟が生まれたり、受験が近くなってきたのもあって、「いい子にならなきゃ」と思ったのかもしれない。
それ以降、どこか"人によく見られよう"としている自分がいた気がする。
なんとなく、キレイにやるのがかっこいい。
卒なく、力を入れすぎずにやるのが見栄えがいい、と思っていた。
バスケとか、文化祭とか、ダンスとか、その時々で打ち込んでいたことはあったが、それもその時だけだった。
しかし、起業を始めてから、自分の全てをかけないといけなくなった。
お金がないことも、自分の能力がないのことも、言い訳にできなくなった。
負け犬になりたくなかったら、とにかく、"やる"しかなくなった。
そうすると、日々、怒ったり、ムカついたり、イライラしたり、不安になったり、無力感を感じたりする。
たまーに、嬉しいこともある。
より、"人間らしく"生きている気がする笑
その分、人と衝突することも増えたけど。
それもいいかなと思う。
前に進んでいると思う。
まだまだ、これから。
成果だすまで、やる。
人間の本質とは?(その1)
よく経営をするなら人間の本質が分かってなくてはならない、などと言われます。
また、行政においては人間の本質を理解して制度を設計しなければ上手くいかないようです。
それでは、人間の本質とは何でしょうか??
稲盛和夫さんの『生き方』に、次の一節があります。
道に迷った旅人の話です。
どう道を迷ったものか断崖絶壁につき当たってしまう。
崖下は怒涛渦巻く海。
後ろからは虎。
進退窮まって、旅人は崖っぷちに一本だけ生えていた松の木によじ登ります。
しかし虎もまた恐ろしく大きな爪を立てて松の木を登り始めている。今度こそ終わりかと観念しかけましたが、目の前から一本の藤づるが下がっているのを見つけ、旅人は藤づるをつたって下へ降りて行きました。
しかし、つるは途中で途切れており、旅人は宙ぶらりんの状態になってしまいます。上方では虎が舌舐めずりしながらにらんでいる。
しかも下をよく見ると、荒れ狂う海には赤、黒、青の三匹の竜が、いまにも落ちてきそうな人間を食べてやろうと待ち構えています。さらには上の方からガリガリと音がするので、目を上げると、藤づるの根もとを白と黒のネズミが交互にかじっている。
そのままでは、つるはネズミの歯に噛み切られて、旅人は口を開けている竜めがけてまっさかさまに落下するほかありません。
まさに八方塞がりの中で、旅人はなんとかネズミを追い払うべく、つるをゆすってみました。
すると何か生ぬるいものが頬に落ちてくる。
なめてみると甘い蜂蜜です。
つるの根もとのほうに蜂の巣があり、揺さぶるたびに蜜がしたたり落ちてくるのです。旅人はその甘露のような蜜の味のとりこになってしまいました。
それで、今自分が置かれている絶体絶命の状況も忘れて、何度も何度もその命綱を自ら揺すっては、うっとりと甘い蜜を味わう事を繰り返したのです。
人間はどんなに危機的な状況にあっても、目の前の誘惑に魅せられてしまう、ということを表しています。
確かに、この話は人間の本質をよく表していると思います。
例えば、学生時代、試験が近く勉強しなければならないのに、つい遊んでしまったり、寝てしまったり、本や漫画を読んでしまったりした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
『闇金融ウシジマくん』にも同じような話がでてきます。
例えば、この漫画の1巻では、パチンコ依存症になってしまう女性が出てきます。
息子もいる女性で、ひょんなことからパチンコにハマり、闇金融でお金を借りることになります。
そうすると、もちろんお金を返せなくなって、どんどん借金が膨らみます。
途中からは、体を売ってお金を稼ぐことになります。
その女性も体を売るときに、とても嫌な思いをし、二度とこんなことはしない、と心に誓います。
しかし、翌日にはまたパチンコに通ってしまうという姿が描かれています。
この漫画は、人間の本質をよく表している漫画だ、などと経営者の人がよくおっしゃっていて評判ですね。
こんな話ばかりを出すと、人間には夢も希望もないのかと思ってしまいますね。こわいこわい。
ある意味、こういった話は「性悪説」に立っていると言えるのではないでしょうか。
つまり、人間は放っておくと、どこまでも堕落していってしまう、という論調ですね。
これは人間の本質をよく表している、と言えると思います。
つづく
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やっぱり、契約結婚しちゃって、それから仲を深めていくパターン。
と思っていたら、週刊文集の記事いわく、『君の名は。』も『逃げ恥』も同じ構造みたい。
「君の名は。」「逃げ恥」が高齢童貞・処女を救う | 特集 - 週刊文春WEB
家事代行の仕事を続けるだけのために、好きでもない相手と契約結婚をし、両親や友人を欺き続けるなど、現実にはあり得ない。だが、こうしたむちゃな設定を導入することで、主人公のみくりは、結婚相手と就職先という「二つの居場所」を同時にゲットする。
つまり「君の名は。」と「逃げ恥」は、「異性から求められること」と「社会から求められること」の両方が「ありえない設定により同時に実現する」という点で、極めてよく似た物語構造を持っているのだ。
『逃げ恥』は見たことがなかったのだが、同じパターンなんですね。
契約結婚からの徐々に、仲を深めていくパターン。
こういった物語が流行っている背景も文春さんは分析してくれている。
現代の若者は、ネット上では活発に交流をしていても「実際に出会い、語り合い、触れあう」という濃密なコミュニケーションが求められる恋愛は、大の苦手となってしまったのだ。
そして、二十五~三十四歳の男女ともに「結婚できない理由」として挙げるダントツのトップは、「適当な相手にめぐり合わない=出会いがない」。そんな臆病で恋愛下手の男女にとって「君の名は。」で描かれる「男女の入れ替わりによる運命的、かつ強制的なカップリング」は、まさに理想的な「出会い」に映るのではないか。
なるほど。。
臆病で恋愛下手な男女にとって、運命的かつ強制的なカップリングが魅力的に映ると。
であれば、契約結婚(偽装結婚)からの初々しい恋愛、というストーリーが流行っているのもうなずける。
こんなことは絶対に起こらないと思うけど、理想は理想でいいのか。
映画レビュー『パリ20区、僕らのクラス』
初めて見たフランス映画。
フランスのパリのとある教師が、クラスの生徒たちと向き合っていく物語。
日本との差に驚いた。
一つのクラスの中に、人種も違えば、出身国籍も違う生徒が入り混じっている。
サッカーの話をすれば、どの国を応援するのかでケンカになる。
家庭環境だって全く違う。
フランス語が話せない親もいる。
着ている服も、持っている物もバラバラ。
そんな中で教師は戦う。
何とか生徒たちと向き合おうとする。
カッコイイ演出や音楽なんてものはない。
でも、向き合う中で、うまく行かないこともある。
そんな時は、キレてしまったり、暴言を吐いてしまったりもする。
普通の教師の、普通の戦いだからこそ、リアルだなと感じる。
日本だったら、クラスにいるのは全員同じ日本人。
みんな制服を着ていて、同じ格好をしている。
そんなことが普通ではない世界があるのだと、知った。
もっと自分の考えを持っていい。
人と違ってもいいと思った。
自分の道
学校に行けば、いつもと同じように授業があって、いつもと同じクラスメートがいる。
会社に行けば、いつもと同じように仕事があって、いつもと同じ同僚がいる。
そんなことが当たり前の中で過ごしてきた。
だから、そこから一歩踏み出して、自分の道を行こうとすると、とても不安になる。
本当に合っているのかわからないから。
誰も、その道が正しいと保証してくれなくなるから。
行動するのが怖くて、言い訳ばかりを繰り返して、自分の中に篭りたくなる。
でも、自分で考えて進んでこそ、本当の挑戦なのではないか。
自分で考えて、行動を決めて、結果を出す。
それができたら、絶対に楽しい。かっこいい。
そのためには、とにかく一歩踏み出すしかない。
毎日、少しずつ歩んでいくしかない。
誰も見たことがない世界に行こう。
自分の未来を自分で作ろう。
人生の主人公になろう。