バナオの奮闘記

エリートコースを歩んだ後、起業に挑戦したら大失敗。今はとある社長のもとで修行中の身。

事業の失敗事例③

事業の失敗事例②に続き、事業の失敗事例をまとめておく。

 

事業の失敗事例②はこちらから↓

 事業の失敗事例② - バナオの奮闘記

 

今回で、③になってしまった。。

随分と色んな失敗の要素を経験してきたものだ。。

 

 

 

自分が人生を賭けたいものと、事業内容の不整合

最初に起業を試みた時は、「面白そう!最新の流行っぽい!」という理由で事業内容を選んだ。

 

具体的には、WEB上の違法動画を人工知能を使って、自動解析・自動通報するサービスだ。

 

しかし、いざ事業としてちゃんと成り立たせようとすると上手くいかなかった。

最初の実証段階では、精度が確立するまでほとんど売上が立たないことが分かったのだ。

 

ただ、上手くいかないながらも、動き回っていると、コネクションはできてくる。

例えば、上述のサービスは、映像制作/配信会社や、その業界団体にもっていっていたので、そういう企業/組織とのつながりができてきた。

「そのサービスにお金払うのは無理だけど、良いチームだと思うし、こういう仕事なら振ってあげられるよ?」というお声がけもいただいた。

 

そういう仕事をもらってこなしていけば、食ってはいける。

それに、実績もつく。

 

でも、ふと思ってしまった。

オレらって、メディア業界でがんばりたかったんだっけ?

 

元々、思いつきで、

「面白そう!最新の流行っぽい!」

で始めようとしたサービスだったので、そこまで深く考えていなかったのだ。

 

その後、チームで話し合った末、このサービス案は廃案とすることにした。

 

新規事業は最初はだいたい上手くいかない。

最初に決めたサービスに近しい領域で、ピボットを繰り返したり、近しい領域の既存事業で食っていったりする必要が出てくる。

 

サービスを始める領域は、創業メンバーが人生を賭けて取り組みたい領域か?

これを最初に問う必要があるのだ。

 

 

 

解決したい課題が大きすぎる

課題が大きすぎると解決できなくなってしまう。

 

業界全体の課題というものがある。

例えば、証券業界であれば、手数料獲得のために投資信託の回転売買が行われていることだったり、販売会社が系列の投資信託会社の作った投資信託を勧めて囲い込んだり、という課題ある。

 

昨今、森金融庁長官が大きく変革を進めており、こういった課題にメスが入りつつある。

 

では、こういった問題を新規事業で解決できただろうか?

否、このレベルの課題を新興企業が解決することは難しい。

 

新興企業には、新興企業が解決すべき課題のサイズがある。

上手く既存の事業者とも共存しながら、自分のポジションを確立するのがよい。

 

 

 

 

これらの経験が、未来の成功へとつながると信じている。

というより、これらの経験から学び、次の成功につなげなければ。

事業の失敗事例②

事業の失敗事例①に続いて、今まで事業で失敗したパターンをまとめておく

 

事業の失敗事例①はこちらから↓

 事業の失敗事例① - バナオの奮闘記

 

 

共同創業者との相性

共同創業者との関係性は非常に重要である。

 

まず、仲が悪いと難しい。

共同創業者というのは、「一つの会社で異動があり、その時にたまたま一緒になった人」、というレベルの関係ではない。

 

そういうレベルの関係であれば、"歩み寄ることが大事だ"とよく言われる。

最初、仲が悪かったとして、未来永劫ずっとそうとは限らないではないか。

何かをキッカケに急劇に仲が良くなるかもしれないではないか。

ちゃんと相手を知る努力をしたのか。ちゃんと話し合ったのか。と。

 

しかし、共同創業者は違うのだ。

人生を共に賭けるパートナーなのだ。

結婚相手を選ぶことに等しいのだ。

仲が良い、悪いというのを超えて、運命共同体のように感じられるぐらいでなければならないのだ。

 

とある方がおっしゃっていたのは、、

本当に一緒に気持ちよく仕事ができる人は、人生で数人しか出会えない

ということである。

 

 

皆さんも思い返してみれば、本当に気持ちよく楽しく仕事ができたな、という人は数人しかいないのではないだろうか。

 

そういう人で、尚且つ起業志向がある人で、尚且つやりたいことが同じ人を選ばなければならない。

 

もはや、天文学的な確率なのではないかと思えるが、そういう人と一緒でないと事業は興せない。

 

 

 

共同創業者との補完関係

共同創業者との相性だけでなく、補完関係も大事だ。

持っている経験・スキルが、重複していてはダメだ。

 

 

例えば、会社の共同創業者が二人だったとする。

 

片方はシステムのバックエンドの構築が得意なら、もう一方はフロントエンドのUI設計やデザインが得意でなければならない。

 

片方はEQが強いタイプなら、もう一方はIQが強いタイプでなければならない。

 

片方は社外へのアピール活動が得意なら、もう一方は社内をまとめる力が強くなければならない。

 

しかも、本当に成功する企業にしたいなら、各々が尖っている部分が、一流でなければならない。

 

先程の共同創業者との相性も踏まえると、益々稀有な存在ということになるが、それでもそういう人を見つけなければならない。

 

求めれば与えられる。

本気で探せば、必ず巡り合う。

 

 

 

分をわきまえる

起業家というのは夢をもってスタートする。

その夢を語っている内に、何でもできるような感覚になってくることもある。

 

また、起業家は既存の事業との差別化を追求する。

差別化を追求する内に、既存の事業者が愚かに見えてくることもある。

 

更に、起業家には独立心をもって、自分の力で事業を進めていくことが求められる。

自分たちの力にこだわる内に、他者の助けをないがしろにしてしまうこともある。

 

 

でも、本当に成功したいのであれば、分をわきまえなければダメだ。

夢を語るばかりではなく、現実をみて自分の能力を高め続けないと。

既存の事業者を馬鹿にしないで、既存の事業者がこれまで存続している理由から学ばないと。

自分たちの力だけではなく、他人の助けがあって事業が進められていることに感謝しないと。

 

 

まだまだ道半ば。

一勝九敗。

一歩一歩。

 

 

名言集①

最近聞いた名言をまとめておく。

 

  • 経営において、儲けるのは簡単、長く続けることが何より難しい。
  • 一日をお天道様に感謝して始められるぐらい、日々いらんなことに感謝している人は必ず成功する。
  • 長く健康に暮らしたいなら、安い酒は飲まない。
  • 60代で稼いだお金が本当の稼ぎ。普通にやっていれば60代になったら自然とお金は入ってくる。若い内にカネカネ言っていてはダメだ。

 

PDCAサイクルをまわす

"PDCAサイクル"という言葉は聞き飽きている人がほとんどだと思う。

 

だが、これを真の意味で実践できている人はどれだけいるのだろうか?

 

私自身、実践できていない。

しかし、自分がPDCAのどのポイントで詰まりやすいのかが分かってきた。

恐らく、人によってクセがあるのだと思う。

 

自己認識を深めておきたいのと、ひょっとしたら誰かの参考になるかもしれないので、まとめておく。

 

 

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パターン①︰Pの想定が甘すぎる

何をするにもまずは計画を立てる(P)のだが、大体の場合、想定が甘すぎる。

 

まず、プロセスを洗い出しきれていない。

そのため、予想していなかったプロセスが追加になり、手戻りが発生する。

 

また、計画全体にバッファをもたせていないため、何か緊急の予定が入ってしまった時に対応できない。

 

 

 

パターン②︰C→Aをやらない

不十分ながらも、とにかく計画を立てる(P)。

そして、突き進んでみる(D)。

しかし、チェック(C)をしない。

つまり、自分のやったことを振り返らないことが多い。

 

例えば、コンサルの仕事で資料を依頼されたとする。

まず、資料を作成するための計画を立てる。

いつ上司にレビューをもらうのか、いつクライアントに提出するのか、などなど計画を詰める。

そして、その通りに実行する。

ここまではよい。しかし、問題はその後だ。

 

自分が過去に作った資料を見直さない。

例えば、過去のプロジェクトで作成した資料と、今の資料を比較し、どういう点が良くなったかを確認することは非常に有意義なはずだ。

過去の自分と今の自分を比較し、自分を褒めてやり、モチベーションにすることができる。

しかし、こういうことを一切やっていなかった。

 

むしろ、過去を振り返らない自分をかっこいいとすら思っていたこともあった。

恥ずかしい。

だから、今の私は過去の資料を全くもっていない。
何かしら形として残しておけば、財産になったかもしれないのに。

 

他にも、一つの文章を書くときもそうだ。

どんなことを書きたいかを頭の中で想像し(P)、文章を書く(D)。

しかし、文章の見直し(C)をしない。

 

だから、どこかで誤字脱字があったり、不整合がおきてしまったりする。

 

 

 

パターン③︰Dの結果が良くなかった時に、再度Pに戻らずに、Dをやり続けようとする

自分が立てた計画(P)にそって、実行している(D)ときに、前提条件がガラッと変わって、上手くいかなくなることがある。

 

例えば、お客さまのニーズがあると思って進めていた事業が、実はほとんどニーズがなかったときだ。

 

本来この場合には、一旦落ち着いて、計画(P)を立て直さなければならない。

事業をピボットする必要もあるかもしれない。

そうなれば、既にToDoリストに落として、あとは実行(D)するだけのタスクがあったとしても、それを実行するだけムダである。

 

しかし、私の場合には、実行(D)を続けてしまう。

むしろ、実行スピードを速めることによって、何とかしようとしてしまう。

徹夜したり、急いで手を動かしたりするのだ。

 

結果、ますます状況は悪化する。

もう手の打ちようがなくなったところで、よくやく止まる。

これは、事業家としては最悪だ。

会社が潰れるということなのだから。

 

 

このままだとマズいので、ここからは対策を考えていく。

 

 

 

パターン①の対策︰Pを他人にチェックしてもらう

計画を立てた(P)後に他人にチェックしてもらうようにする。

 

できれば、取り組もうとしていることに知見・経験のある人にチェックしてもらう。

もし、それがムリなら、身近な人でもいい。 

 

他人から別の観点から指摘をもらうことで、色んなパターンを想定できるようになり、計画の精度を高められる。

 

 

 

パターン②の対策︰定期的に振り返りのタイミングを設ける

週次、月次で定期的に自分を振り返るタイミングをつくることで、自分の計画・実行(P→D)の結果をチェック(C)できるようにする。

 

週次の振り返りのタイミングでは、、

まず、ノートを見直す。

やり残したタスクはないか、調べたかったけど後回しにしたことはないか。

 

そして、ミーティングを振り返る。

何が相手に刺さったか、もっとうまい伝え方、資料の作り方はなかったか。

 

月次のタイミングでは、成果物も見直す。

過去の成果物と比べて進歩しているか、デザインや文言などで改善すべきポイントはないか。

 

 

 

パターン③の対策︰誰かに師事する

本来、「自分が立てた計画(P)にそって、実行している(D)ときに、前提条件がガラッと変わって、上手くいかなくなることがある。」ということはあってはならない。

これが起こるということは、そもそも取り組もうとしていることに対して、自分の能力が足りなさすぎるのだ。

 

であれば、誰か、既にその分野で能力のある人に、師事する必要がある。

そもそも自分の現在の能力値では不可能なことに取り組もうとしているわけだから、誰かから学びながら進めるしかない。

 

 

 

このブログも1週間後に見直して、対策を実行できているかどうか確認しよう。

 

事業の失敗事例①

事業の失敗には色んなパターンがある。

 

私自身が経験した失敗パターンをご紹介したい。

 

 

 

メンバーのモチベーションがそろっていない

メンバーのモチベーションが違うと、事業は成功しなかった、、というかそもそも始めることすらできなかった。

 

新しいサービスを作りたいというメンバーを4人集めた。

2名は"起業したい"というのがモチベーションだった。

1名は"新しいサービスをつくってみたい"というのがモチベーションだった。

1名は"サービスが上手く行きそうで儲かりそうならやりたい"というモチベーションだった。

 

最初は良かった。

新しいサービスのネタがあって、集まったのはそれをやりたいメンバーだった。

新しいサービスの話をするのは楽しかった。

夢を語りながら、前に進んでいた。

 

しかし、いざ"事業"として、お金を儲ける手段として進めようとした時に、話が変わった。

空想でいろいろ考えている内は良かったのだが、現実はそう甘くない。

うまく行かなくなったときに、モチベーションの差が現れ始める。

アクセルをかけるメンバーと、ブレーキがかかるメンバーがいる。

 

結果、チームは離散した。

 

では、これはモチベーションの低かったメンバーが悪いのだろうか。

 

否、チームを集めたトップの私が悪い。

 

起業家たるもの、巻き込むメンバーのモチベーションを見抜かなければならない。

人を見抜くのも起業家としての資質。

適切な人を巻き込んで、チームを作らなければならなかった。

 

 

 

事業のネタが悪い

事業のネタが悪いと、どうしようもない。

考えている事業がお客さまに求められていなければ、成功しようがない。

 

私はかつて、WEB上に違法でアップロードされている映画やドラマなどの映像をAIで自動認識し、自動通報するシステムの構築を検討していた。

映画配給会社や、映像製作メーカーがお客さまになる想定だった。

技術的には可能だったし、社会的な意義もあった。

 

しかし、肝心のお客さまが、そのシステムを求めていなかった。

違法動画を見る人と、DVD/ブルーレイのコンテンツを購入する人の層は全く異なるという認識だったのだ。

そのため、お客さまは積極的にそのシステムにお金を払うつもりがなかった。

 

ビジネスを成立させるための最大の条件は、、

そのビジネスを求めているお客さまがいる

ということである。

 

これを満たさない限り、ビジネスは始まらない。

 

 

 

事業の決定とメンバー集めの順序が逆

まず事業の内容が決まってから、その事業をやるのにベストなメンバーを集めるべきである。

 

私はその逆をやってしまった。

 

集まったメンバーのバランスは良かったのだ。

営業・アプリ・インフラ、それぞれが得意なメンバーが集まっていた。

 

そのメンバーで新しい事業を考えようとした。

そうすると、メンバーありきの事業案になってしまう。

 

本来は、お客さまが求めている事業を作らなければならない。

まず、お客さまのニーズが最優先でなければならない。

しかし、チームメンバーの希望を優先させることになってしまった。

チームメンバーが先に集まってしまっているので、チームメンバーの希望の最大公約数で事業を発想しなければならなかった。

つまり、メンバーの全員がやりたいことしか事業にできない。

お客さまが求めているものは、メンバー1人が発想したビジネスかもしれないのに。

 

事業案が固まるまでは、チームはいらない。

一人でいい。

事業案が固まる、つまりお客さまが誰かが明確になったら、チームを集める。

そうすれば、チームメンバーの希望ではなく、お客さまの希望に応えることが優先されるようになる。

 

 

 

事業の失敗の原因は一つではない。

一個一個、失敗を体験して学び、次に活かすしかない。

 

 

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事業の失敗事例② - バナオの奮闘記

覚悟の違い

本当に覚悟を決めている人と、覚悟を決めていない人は違う。

 

本当に覚悟を決めている人は、自分の中であらゆる可能性を考えている。

プランA・プランB・プランCまで考え尽くしている。

その中で、とりえる全ての選択肢を実行にうつしている。

悲観的に計画してリスクをつぶしながら、楽観的に行動して前に進んでいる。

 

一方で、覚悟の決まっていない人はどうか。

まず、取り得る選択肢を考え尽くせていない。

プランも一つのものだけを立てて、そのプランがダメだった時の次のプランがない。

悲観的に考えすぎて前に進めていなかったり、楽観的に考えて進んではいるが、あらぬ方向に進んでいたりする。

 

 

では、この両者の違いは見分けられるだろうか?

結論から言うと、見分ける方法はない。

 

パッと見おちゃらけているような人が実はものすごくしっかりしていたり、はつらつとしてよく喋る人が土壇場で弱かったり、という経験があるのではないだろうか。

 

つまり、外見や立ち居振る舞いや話し方では見分けがつかないのだ。

 

しかし、分かる人には分かる。

本当に覚悟を決めて、物事をやり抜いた経験がある人は、覚悟を決めている人と覚悟を決めていない人の差が分かる。

 

 

では、本当の意味で覚悟を決めるにはどうしたらいいのだろうか?

まず、自分のやろうとしていることが、腑に落ちている必要がある。

自分がなぜそれをやらなければならないかは明確か。

本当にそれをやることが自分の人生の目的に沿っているか。

 

 

そして、一番大事なことは、、

「諦めずにやり続ける」

ということ。

 

続けている内に、覚悟は自然と固まってくる。

最初から覚悟を固められている人なんて一人もいない。

むしろ、ある日突然覚悟が固まるなんて、思わない方がいい。

それは、仮初の覚悟、覚悟を固めた風かもしれない。

 

『GRITやり抜く力』という本にはこうある。

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

偉業を成し遂げた人たちに、「成功するために必要なものは何ですか?」とたずねると、「夢中でやること」や「熱中すること」と答える人はほとんどいない。多くの人が口にするのは「熱心さ」ではなく、「ひとつのことにじっくりと長いあいだ取り組む姿勢」なのだ。

 

覚悟を本当の意味で決めた人というのは、偉業を成し遂げる人と言えるだろう。

やはり、継続することが大事なのだ。

 

 

逃げたくなるときでも、やり抜くしかない。

諦めたいときでも、やり抜くしかない。

自分の能力のなさに絶望したときでも、やり抜くしかない。

周りの人に不平不満があっても、やり抜くしかない。

 

もう、とにかく、やり抜くしかない。

 

 

 

 

 

自分にとって、本当に重要な人とは?

どういう人から話を聞くべきか?

どういう人についていくべきか?

どういう人なら信頼できるのか?

 

人を判断するには何が重要なのだろうか?

相変わらず、受け売りのことばかりだが、学んだことをまとめてみる。

 

 

的を得た厳しいフィードバックをくれる人

まず、的を得た厳しいフィードバックをくれるかどうかというのがある。

本当に、相手の成長を願っている人であれば、厳しいフィードバックを与えるはずである。

もし、甘いことばかりを言っているようであれば、自分の思うように動かしたいという意図が働いている可能性もある。

 

また、「的を得た」というところも重要である。

厳しいフィードバックだったとしても、イマイチ納得できないこともある。

本当の意味で、"デキる"人なら、これまで多くの人に対してフィードバックをし、尚且つフィードバックをした人を成長させてきたはずである。

人を成長させるためには、人を動かす必要がある。

人を動かすためには、絶対に納得感のあるフィードバック、つまり的を得たフィードバックをすることが必要である。

 

 

 

相手をけなさず、尊重する人

相手の成長を願ってフィードバック(以下、FB)するのではなく、相手より優位に立つために相手をけなす人というのがいる。

下の図を見てもらいたい。

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左側の場合、あなたにFBをしてくれる人は、あなたの成長を願っている。

一方で、右側の場合、あなたにFBをくれる人は、あなたを批判してあなたの価値を下げることで、あなたとの差を広げて優位性を確保している。

 

右側のケースの場合、「あなたのためを願って言っているんだ」といいながら、結局のところ自分が優位に立ちたいだけだったりする。

 

この差は非常に難しい。

簡単な判断方法としては、フィードバックを受けた時に、「威張られたな」「上から目線だな」と思うかどうかである。

更に、もう一つの判断方法としては、その人が新たな挑戦を続けており、成長し続けているかどうかである。

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上の図を見てもらいたい。

FBをくれる人も成長し続けているのであれば、敢えてあなたを批判して、価値を下げて、優位に立つ必要がないのである。

そんなことをしなくても自分自身が成長しつづけているので、優位は確保される。

むしろ人に教えるという経験を通じて、更に優位性が広がる可能性もある。

自身も成長し続けているからこそ、相手の成長を願い、それを手助けする余裕が生まれるのである。

 

 

 

継続的に人・モノ・金・情報を与えてくれる人

少し話しただけではなく、継続的にどのような行動をとっているのか、というところからも判断する必要がある。

例えば、厳しいフィードバックを与えてくれながら、尊重してくれているとしても、セミナー料やコンサル料として、お金をとっているかもしれない。

そうしたら、その人はあくまで商売として、やっているわけである。

人脈を紹介しますよ!と言いながら、紹介手数料を取っているかもしれない。

 

 

最初だけ与えるのではなく、与え続けることが大変なのだ。

だから、数回会っただけの印象だけでなく、その後継続的にどのような行動をとっているのかも判断する必要がある。

 

 

まとめ

ここまで、どのように人を見極めるべきなのかを書いてきたが、、

何より重要なのは、自分自身に成長しようとする意欲があるかどうか、相手のためになることをしてあげようと思っているかどうかである。

あなた自身が、そう思っていなければ、助けてくれる人は現れない。

 

また、この3つの条件を満たしている人というのは、ほぼいない。笑

恐らく、1000人に1人くらいの確率である。

そういう人にこそ気に入られなければならない。

そういう人は絶対に力があるから、もし仮に敵に回すようなことをしてしまったとしたら。。

恐ろしい。。何もできなくなる。。。

 

ホント偉そうな感じで、書いているが、自分自身が実行できなければ意味がない。

頑張らないと。

いつもありがとうございます。